山(自然)に学び、山と遊び、山を守る
これが私たちのモットーです。


 社団法人日本アルパイン・ガイド協会は、1971年4月、橋本龍太郎(元内閣総理大臣)を会長として厚生省の下に設立されました。同年7月環境庁(現、環境省)の設立とともに移管し、環境庁を所管官庁として活動してまいりました。当協会では、自然環境保護活動をはじめ、正しい登山技術の普及、登山知識の指導、山岳遭難防止を目的にこれらの啓発活動を続けています。

 人、自然、環境との調和をテーマに豊かな自然との環境づくりに努力し、より多くの人たちに山を通じて自然のすばらしさを知ってもらうために、様々な事業を開催しています。登山は性別、年齢を問わない生涯スポーツです。登山の素晴らしさは、生涯の思い出として残るばかりではなく、喜びや感動、自然の美しさや厳しさを知り、生命の大切さ、人間の尊さを体験できることにあります。また、大自然を舞台に山と人が関わりを持つことで新しい発見があります。大自然に触れ合う機会の少ない青少年や、登山を体験したことのない人々、また自分の体力、技術に不安な方、未組織の登山者、中高年の初心者に山との出会いを提供し、それらの夢を確実に楽しく実現して差しあげるのが私たちの役割であり目的です。

 当協会は、国内の登山はもとより、ヒマラヤ、ヨーロッパアルプス、あるいは、アラスカ、カナダ、アンデスの山々でわが国の登山史を築き上げた第一級のアルピニストによって組織された団体です。1995年以来、現在に至るまでフランス国立スキー登山学校(ENSA)で交流事業を行い、より高度な登山技術、ガイド技術を修得しています。技術、体力、経験が優れていることは勿論ですが、ガイドとしての資質と確かな技術、豊かな知識、信頼と実績に裏付けられたプロフェッショナルなアルパイン・ガイドです。